「生活作文って、どんなことを書けばいいんだろう?」
「先生に出されたけど、テーマが全然思いつかない…」
「できれば例文とかテーマの一覧表が欲しいなぁ」
こんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか?
生活作文は、小学校・中学校・高校のそれぞれの学年で出されることが多い作文課題です。
特に、夏休みや冬休みなどの長期休暇の宿題として登場することが多く、「また出た〜!」と苦手意識を持つ人もいるかもしれませんね。
「読書感想文」や「税の作文」といった題名があると、なんとなく何を書くか想像がつきますよね。
でも、「生活作文」と言われたとき、「えっ?生活ってなに?なんのこと?」と戸惑う方も少なくないはずです。
この記事では、そんなお悩みを解消するために、まず「生活作文とはなにか?」という基本からご説明し、続いて学年別におすすめのテーマをたっぷりご紹介していきます。
さらに、実際に作文を書くときの「構成」や「書き出しの工夫」「具体的な例文」も掲載しています。
「どうやって書いたらいいか分からない」という人でも、すぐに使えるような実践的な内容にしていますので、安心して読み進めてくださいね。
そもそも「生活作文」ってどういう作文?どんな意味?
生活作文とは、日常生活の中で自分が体験したことを通して、感じたこと、考えたこと、学んだことをまとめて書く作文のことです。
つまり、「自分の生活を振り返って、そこから気づいたことを言葉にする作文」とも言えます。
あまり難しく考える必要はありません。
例えば、次のような体験が生活作文のテーマになります:
|
このように、ちょっとした日常の出来事でも、自分の中に何か「変化」や「学び」があれば、それは立派な生活作文の材料になります。
「特別な体験がないから書けない…」と不安に思う必要はありません。
何気ない1日でも、
「その時にどう思ったのか」
「それから自分がどう変わったのか」
を素直に書くことで、心に響く作文になりますよ。
小学生~高校生まで使える!生活作文のテーマ一覧
作文を書くとき、「何について書けばいいかわからない…」というのが最初のハードルですよね。
そこで、ここでは学年別に「書きやすく、まとめやすいテーマ」をたくさんご紹介します。
まずは小学生から順番に、中学生・高校生と進めていきましょう。
【小学生】書きやすい生活作文テーマ例
小学生、とくに低学年では、自分が体験したことを素直に書くのが一番です。
ちょっとしたお出かけ、家族との時間、学校の行事などがオススメです。
高学年になると、クラブ活動や習い事など、自分の努力や友達との関係に関するテーマも書けるようになります。
■テーマ例まとめ(小学生向け)
カテゴリ | テーマ例 |
---|---|
行事・体験 | 運動会、遠足、社会科見学、発表会、授業参観 |
家庭の出来事 | 料理の手伝い、掃除や洗濯、草むしり、家族旅行 |
生き物・自然 | 虫取り、魚釣り、ペットとの思い出、海や山で遊んだこと |
友達関係 | 友達と遊んだこと、けんかしたけど仲直りできた話 |
自分について | 小学生になってから頑張っていること、成長したと感じたこと |
習い事・塾 | ピアノ、そろばん、水泳、英会話、クラブ活動など |
>> 小学校低学年向けの読書感想文の書き方 : 例文と便利なコツを紹介
>> 読書感想文のコツ:小学3年生&4年生向けの書き方と例文紹介!
【中学生・高校生】深く掘り下げられるテーマ例
中学生や高校生になると、部活や行事、社会との関わりも増えていきます。
自分の考えや感じたことをより詳しく書けるようになるので、テーマ選びも広がります。
■テーマ例まとめ(中高生向け)
カテゴリ | テーマ例 |
---|---|
部活動 | 毎日の練習、試合の思い出、リーダーの役割、仲間との信頼関係 |
行事・イベント | 体育祭、文化祭、修学旅行、合唱祭、係活動 |
社会体験 | 工場見学、職場体験、地域ボランティアなど |
家庭・身近なこと | 家事の分担、親の仕事、兄弟との関係、家族との会話 |
自然体験 | 海・山・川での経験、自然教室、環境保全活動 |
好きなもの | 歴史上の人物、好きな言葉や四字熟語、好きな教科 |
社会問題 | 戦争と平和、災害と復興、税金の使われ方など |
>> 10分で終わる自由研究:中学生向け!手軽にできるアイデアまとめ
書き方のコツと例文:テーマが決まったらこう書こう!
テーマが決まったら、次に大切なのは「どうやって書くか」です。
生活作文には、基本的な構成の流れがあります。
それに沿って書けば、スムーズに進みますよ!
【小学生】例文①「お母さんのお手伝いをした話」
家事の手伝いはとても身近で、誰でも体験しやすいテーマです。
実際にやってみた体験と、そこから感じたことを書きましょう。
書き方の流れ(例)
-
ごはんを作るのを手伝った
-
はじめてで上手くできなかった
-
お母さんに教えてもらって、少しずつできるようになった
-
毎日家事をしているお母さんはすごいと思った
-
これからはもっと家事を手伝いたいと思った
【小学生】例文②「将来の夢について書いてみよう」
「夢」は作文テーマとして定番ですが、自分の気持ちが素直に出るのでオススメです。
将来なりたい職業、憧れの人、身近な目標でもOK!
書き方の流れ(例)
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私は〇〇になりたいです
-
なぜなら〇〇が好きだからです
-
テレビで見た〇〇さんにあこがれています
-
そのために今〇〇をがんばっています
-
夢をかなえるために、これからも努力したいです
こちらの書き方も参考にしてみてくださいね。
>> 卒業文集:小中学生向けの将来の夢の例文とシンプルな書き方
【中高生】例文①「部活動を通して学んだこと」
中高生の多くが部活動を経験しています。
試合や練習での悔しさ、仲間との絆、努力の成果などを素直に書くと良い作文になります。
書き方の流れ(例)
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私は〇〇部に入っています
-
練習は大変だったけど、続けてきました
-
大会では負けて悔しい思いもした
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でも、仲間と支え合って前を向くことができた
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部活を通じて、協力の大切さや努力の価値を学びました
【中高生】例文②「修学旅行や職場体験の思い出」
旅行や見学は、日常とは違う環境で多くの気づきがあります。
楽しかったことだけでなく、苦労したことや学んだことを書きましょう。
書き方の流れ(例)
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修学旅行で〇〇に行きました
-
私は〇〇係を担当し、責任の重さを感じました
-
見学先では〇〇の作り方を学び、驚きました
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最後までやり遂げたことで自信がつきました
-
この経験は、将来にもつながると思います
>> 修学旅行の作文がスラスラ書ける!中学生向け書き方&例文
【中高生】例文③「税について考えたこと」
社会の仕組みに触れる作文もおすすめです。
身近な施設やサービスに税金が使われていることを知ることで、学びが深まります。
書き方の流れ(例)
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学校の体育館にも税金が使われていると知った
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興味を持って調べてみたら、図書館や道路もそうだった
-
もし税がなかったら、生活は大きく変わってしまう
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税は私たちの暮らしを支えていると感じた
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これからもっと社会のことに関心を持ちたい
まとめ:生活作文はあなたの「経験と言葉」で書ける作文
生活作文は、「特別なことを書かなければいけない」と思われがちですが、そんなことはありません。
日常の中で感じたこと、学んだことをそのまま言葉にするだけで良いんです。
大切なのは、「自分の体験」と「そこからの気づき」です。
作文は、上手に書こうとしすぎず、自分の気持ちを大切にして書いてみてください。
このページが、あなたの作文づくりのヒントになれば嬉しいです。
がんばってくださいね!
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