「6年生向けに、短時間でできる自学の方法が知りたい」
「高学年に合う自主学習のテーマを探している」
「気軽に取り組める自学のアイデアはないかな?」
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
塾や習い事で忙しいと、自宅でしっかり勉強する時間を取るのはなかなか難しいものです。
また、長時間の自学は集中が続かず、途中で飽きてしまうこともありますよね。
そんな時におすすめなのが、「1日10分だけの自学」を習慣にする方法です。
今回は、小学6年生が毎日10分でできる自学のアイデアをたっぷりご紹介します。
短い時間でも積み重ねれば、大きな成果へとつながります。
無理なく続けられる10分だからこそ、習慣化しやすいのがポイントです。
さらに、子供が自発的に自学に取り組むためのヒントもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
10分で取り組める自学 6年生向け
国語
漢字の練習
教科書に出てくる漢字とその読み方を、ノートにまとめてみましょう。
時間に余裕があれば、その漢字を使った熟語を調べて書き足すとさらに理解が深まります。
漢字にあまり興味がない場合は、「かっこいい熟語」を探してみるのも楽しいですよ。
>> 魅力的な二字熟語:学校行事や多彩な活動に活かせるスローガン特集
四字熟語やことわざを調べる
四字熟語やことわざには、おもしろく奥深いものがたくさんあります。
気になる言葉を選び、その意味をノートにまとめてみましょう。
「自分の座右の銘を探してみよう」とテーマを決めると、より意欲的に取り組めます。
かっこいい四字熟語はこちらで詳しく紹介しています。
敬語の使い方を覚える
正しい敬語の使い方は、これからずっと役立つ大切なスキルです。
簡単な文章を作り、「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」のどれに分類できるか考えてみましょう。
読書にチャレンジ
自分の興味がある本を選んで読んでみましょう。
時間があるときは、図書館に出かけて、自分で好きな本を探してみるのもおすすめです。
好きな本なら、自然と読む意欲も高まります。
マンガで感想文を書く
読書感想文が苦手な子には、まずマンガから始めるのも一つの方法です。
好きなマンガなら、感想も書きやすく、文章を書く練習にもなります。
遊び感覚で取り組むうちに、表現力が自然と身についていきますよ。
読書感想文の書き方はこちらも参考にしてみてください。
>> 小学校低学年向けの読書感想文の書き方 : 例文と便利なコツを紹介
>> 読書感想文のコツ:小学3年生&4年生向けの書き方と例文紹介!
数学
計算ドリルや過去のプリントで復習
数学は、繰り返し学ぶことでしっかりと身につく教科です。
手元にある計算ドリルや、以前に受けたテスト、小学校5年生の復習プリントなどを使って、これまで習った内容を見直してみましょう。
単位のまとめを作る
時間・長さ・重さ・面積・体積など、よく使う単位を一覧にまとめてみると理解が深まります。
さらに、スマホのデータ容量(バイト・メガバイト)や、物を数える単位(畳、匹、領など)について調べて表にすると、楽しく学べますよ。
円周率や素数、数の単位を調べる
知っているとちょっと得する豆知識として、円周率や素数、大きな数の単位について調べてみるのもおすすめです。
すぐには役立たなくても、会話のネタになったり、思わぬ場面で特技になるかもしれません。
こうした興味を持つことが、学ぶ意欲につながります。
ネットを使って計算問題に挑戦
インターネットには、無料で利用できる学習プリントがたくさんあります。
プリンターがあれば、プリントアウトして10分間の自学に取り入れるのもおすすめです。
数学公式の手作りポスターを貼ろう
数学は公式をしっかり覚えると、問題がぐんと解きやすくなります。
面積、体積、速さ、平均、割合、濃度など、習った公式をまとめてポスターにして、トイレや部屋に貼っておきましょう。
6年生の範囲が終わったら、5年生の公式にもチャレンジしてみるとさらに効果的です!
理科
スプーンを使って「てこ」の仕組みを学ぼう
「てこ」といえば、支点・力点・作用点のバランスが大事ですよね。
身近なアイテムであるスプーンを使って、どのように力を加えると曲がりやすくなるのか、実際に試してみましょう。
実験しながら学ぶと、とても楽しいですよ!
夏休みの自由研究を今からスタートしよう
夏休み直前になって焦らないためにも、自由研究は早めに取りかかるのがおすすめです。
時間をかけられる分、より深く掘り下げた研究や、質の高い作品に仕上げることができます。
こちらも参考にしてみてください。
>> 賞が取れる自由研究:中学生向けテーマの選び方と入賞作品紹介
理科のワークや教科書を復習しよう
何をしていいか迷ったら、まずは理科のワークや教科書をもう一度読み返してみましょう。
これまで学んだ内容を整理するだけでも、自信がついて次のステップにつながります。
オリジナルの人体図鑑を作ってみよう
人体に興味があるなら、自分だけの「人体図鑑」や「トイレに貼る人体ポスター」を作ってみるのも楽しいです。
人体の絵を描いて、それぞれの臓器の名前や役割をまとめていきましょう。
興味のあるテーマを自由研究にまとめよう
自分が「気になる!」と思ったことをテーマにして、調べたことをノートにまとめてみましょう。
たとえば、
「納豆は何回混ぜたら一番美味しいのか」
「サンタさんにお願いしたいプレゼントランキング」
「庭で見つけた虫たちの観察記録」
「世界の電車事情を調査」
「一番美味しい卵かけごはんの作り方」
など、テーマは自由!
調べる力やまとめる力、観察力が自然と身につきます。
さらに、調べた内容を家族に発表して、プレゼンテーション力もアップさせましょう。
社会
歴史上の偉人を調べてみよう
歴史に登場する偉人について調べるのは、とても良い学習になります。
日本の戦国武将、アメリカの大統領、総理大臣、古代ローマの英雄、三国志の武将など、興味のある人物を自由に選び、その生涯や功績、名言などをまとめてみましょう。
年表づくりに挑戦しよう
縄文時代から現代までの大きな出来事や、活躍した人物をまとめた年表を作ってみましょう。
ノートや模造紙を使って整理すると、時代の流れがよりわかりやすくなります。
特に気になった時代があれば、さらに詳しく調べてみるのもおすすめです。
オリジナル日本地図を作成
日本地図を大きく描いて、気になる情報を書き込んでいきましょう。
特産品、観光地、自然(山・海・川など)、県庁所在地、有名な城などをマークすると楽しいですよ。
余裕があれば、世界地図にも挑戦して、各国の国旗を調べてまとめるのもいいですね!
家族旅行のしおりを作ってみよう
過去に行った旅行先や、これから行きたい場所をテーマにして、観光スポットやおすすめのお土産、移動手段などをまとめた「家族旅行のしおり」を作りましょう。
さらに、作ったプランを家族にプレゼンして、次の旅行先を提案してみるのも楽しいですよ!
地元の歴史や特色をまとめる
自分が住んでいる地域について、歴史や特産物、観光スポットなどを調べて、「〇〇マップ」を作ってみましょう。
おすすめの散策コースを考えてみるのも面白いですよ!
英語
単語をたくさん覚えよう
英語を学ぶうえで基本となるのは、やっぱり単語力です。
毎日コツコツと単語を書きながら覚える練習をしましょう。
慣れてきたら、身の回りのもの(文房具や家にある物など)の英語名を調べて覚えるのもおすすめです。
好きな洋楽を英語学習に活かそう
教科書の英文を訳すのは退屈に感じるかもしれませんが、好きな洋楽の歌詞なら自然と翻訳したくなりますよね。
また、日本の楽曲にも英語のフレーズが入っているものがたくさんあるので、そこから訳してみるのも楽しいですよ。
英語の名言を調べてみよう
世界の偉人たちが残した英語の名言を探して、自分なりに訳してみましょう。
短いフレーズでも心に響くものが多く、やる気アップにもつながります。
英語で手紙や日記を書いてみよう
英語で手紙を書いたり、簡単な日記をつけたりするのも効果的な練習方法です。
少しずつでも毎日続けることで、表現力がぐんと伸びますよ。
英語のマンガやアニメで楽しく学ぼう
英語に苦手意識があっても、マンガやアニメ、映画を使えば楽しく英語に触れられます。
たとえば、日本の人気マンガ「ドラえもん」の英語版などもあり、親しみやすい作品から始めるのがおすすめです。
他にもいろいろな作品が翻訳されているので、自分のお気に入りを探してみてくださいね!
子供が自分から勉強するようになる方法
ここでは、「子供が自発的に勉強を始めるためのコツ」をご紹介します。
とはいえ、子供の性格はそれぞれ違うので、必ず成功するとは限りません。
「うまくいけばラッキー!」くらいの気持ちで、気軽に試してみてくださいね。
押さえておきたいポイントは次の3つです。
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それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
何かの前に10分だけ勉強時間を作る
ほとんどの子供は、最初から自分で勉強を始めるわけではありません。
だからこそ、親が最初のきっかけを作ってあげることが大切です。
「〇〇の前に10分だけ勉強する」とルールを決めましょう。
例としては「ご飯の前」「テレビを見る前」「寝る前」などがおすすめです。
初めのうちは、子供が楽しめる教材を選んで、無理なく取り組めるように工夫してあげるといいですね。
少しでもできたらしっかり褒める
たとえたった1分でも、机に向かったらすかさず褒めましょう。
10分のうち半分遊んでしまったとしても、机に向かうという行動ができたことが大きな一歩です。
ここで大切なのは、「できなかったときに怒らない」こと。
勉強しない日があっても何も言わず、次の日にまた声をかけてチャレンジさせましょう。
これを2週間から1か月ほど続けると、自然と勉強する日が増えていくはずです。
勉強が終わったら自由にさせる
最後に大事なのは、勉強が終わった後に余計な口出しをしないことです。
勉強後は、ゲームでも漫画でも、最初に決めたルールの範囲なら好きなことをさせてあげましょう。
せっかく頑張って勉強した直後に「もっとやりなさい」と言われたら、子供のやる気は一気にしぼんでしまいます。
「勉強したら自由が待っている」という感覚を身につけさせることが、習慣づけのポイントです。
この方法がすべての子に効果があるとは限りませんが、試してみる価値は十分あります。
興味があれば、ぜひ実践してみてくださいね!
10分でできる自学 小学高学年向けまとめ
いかがだったでしょうか?
たった10分でも、毎日コツコツ続けることで、子供の力はしっかりと伸びていきます。
「わずかな時間」を大切にすることが、自然に学びの習慣を育てる近道です。
このページを参考に、ぜひお子さんの自学習を応援してあげてくださいね。
こちらの記事も参考にしてみてください。
>> 5年生向け!10分でできる自学アイデア集:ネタに困ったときの簡単学習法